この夏、水出し緑茶に茶レンジしては如何ですか!水出し緑茶がもつ健康パワーについてご紹介。新型コロナウイルス感染予防例の一つ
緑茶には多くの健康成分が含まれている。なかでも注目されるのが抗酸化力をもつポリフェノール、この中の85%を占めるカテキン類だ!茶葉に含まれるカテキン類は8種類。主なカテキンはエピガロカテキンガレート(EGCG)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピカテミン(EC)の4つ。
お好みに合わせ緑茶を淹れには、①茶葉の量、②お湯の温度、③浸出時間が重要である。水出し緑茶では低温で浸出することにより苦渋味に関係しているEGCGの浸出量を抑え、EGCを多く浸出することでその健康機能効果があることが分かってきた。EGCは免疫細胞の一つであるマクロファージや樹状細胞の働きを活性化する。(12 免疫賦活作用、茶の健康効果20選、日本茶業体制強化推進協議会)
水出し緑茶を2週間以上飲用することによって、細菌やウイルスなどの外敵が簡単に体内へ侵入しないように働いている生体防御タンパク質(イムノグロブリン)の値が改善されることが分かった。(農研機構果樹茶葉研究部門)
《水出し緑茶の淹れ方》1回の分量として、約3gの茶葉(煎茶)を約100mlの水を入れて冷蔵庫(4℃)で1時間静置して浸出させて緑茶を毎日2回(朝・晩)飲用。これを2週間以上継続して飲用すること。(同研究部門推奨)
《イムノグロブリンの働き》 侵入してきた病原体やウイルスの抗原と結合して、白血球の働きを助けたり、ウイルスや細菌が出す毒素と結合して無毒化する。 喉の表面、腸の内側、気管支の内側の壁などの粘膜の表面に存在し、侵入してきた病原菌やウイルスなどの侵入を防ぐ働きに関与。 感染した時に初期段階で産生される抗体。