建仁寺

京都最古の禅寺、建仁寺。開山は栄西禅師。開基は源頼家。鎌倉時代建仁二年(1202年)の開創。山号は東山(とうざん)。講堂は中国の百丈山を模して建立。

開山の栄西(ようさい、えいさい)は永治元年(1141年)に備中岡山の吉備津宮の社家、賀陽(かや)氏の子として生まれる。比叡山で天台密教を修め、その後2度の入宋を果たし日本に禅を伝えた。また、中国から茶種子を持ち帰り、日本で茶の栽培を推奨し、喫茶の法を普及した「茶祖」とて知られている。1214年、我が国最初の茶書である《喫茶養生記》を著作し、酒害に悩む源の実朝に献上している。

大哉心乎》 大いなるかな 心や

見どころ:風神雷神図屏風(国宝) 法堂天井画「双龍図」 雲竜図 竹林七賢図 茶席「東陽坊」